コトリ木のアリガタ記

シンガーソングライター「コトリ木」の活動記録

魁!!レコーディング塾!〜ボスコ・スタジオ編〜

4月1日、エイプリル・フール

年に一度の嘘をついても良い日だが
今日ばかりは嘘ではない。

ついに、コトリ木のレコーディングは
大詰めを迎え、緊張とともに
和爾駅に降り立った。



前方を確認すると、井波陽子嬢に出会った。

恐らく同じ電車であることを
うすうす二人とも感じていたのだが
長年仕事を共にする熟年漫才コンビのように、
同じ電車であっても違う車両に乗っていたのだ。
普段から、お金だけの付き合いをしているので仕方ない。

陽子嬢は、私を見るなり爆笑した。
(この語り口調は、「メロスは激怒した」風に)

一瞬、自分の顔に何かついているのではと疑ったが
そうではないようだ。

米米クラブ浪漫飛行を聴きながら、
携帯のいらない写真を整理していたら
私がうつっていたので、それを見ていたら
本人に出会った、というような理由だったか
(うろ覚え)

とにかく、爆笑とともに我々は駅を後にした。



新進気鋭のエンジニアでもあり、ドラマーでもある森さんの
カッコいい車に運ばれて我々は、ボスコ・スタジオに向かった。

何度訪れても、このスタジオの雰囲気には
癒されてしまう。


スタジオへの扉が開いて、

「さぁ、いよいよだぜ。」

と武者震いしながら、私はつぶやいた。

(続く)