先週水曜日は、兵庫県立美術館で「ショパン200年の肖像展」を堪能して参りました!
つい最近ショパンに興味を持ち「別れの曲」と「子犬のワルツ」と太田胃酸のCM曲しか存じ上げず伺った不勉強な私ですが(超初心者ですみません…)
展覧会に入ってすぐに映し出されたポーランドの風景の動画を見て、懐かしい記憶が蘇りました。 実は子どものころ、家族でポーランドを旅行したことがあり、ワルシャワ空港に夜遅く着いたことや、 ジェラゾヴァ・ヴォラ村でショパンの生家に訪れたこと、当時のポーランドの空気を思い出しました。 展覧会では直筆楽譜から見える人柄と心遣い、マヨルカ島に着いたばかりの手紙から伝わる興奮と熱気、 左手のブロンズ像(意外と小さな手でびっくりしました)、デスマスク(すごく小顔で鼻が高い!)、生前、病床で使われていたベルなどで、 よりショパンを身近に感じることができました。 また、ショパンは音楽の基本として声楽を挙げていたそうなので、きっと彼のピアノ演奏は歌うような気持ちで奏でていたのかな?と、想像しました。
1842年の定期刊行物雑誌の付録のこのポスター。
当時ショパンは32歳。
当時の貴族のお嬢様方には、きっとショパンやリストはアイドル的存在だったのだろうな。と思わせるアイドル雑誌の表紙のような集合リトグラフ(石版画)。
美術館の入り口でも、こちらのロマン派アイドルの皆様とともに一緒に撮影できる粋な計らいがありました。
他にも、ポーランドの歴史や、アート、ショパンコンクールの模様など見どころたっぷり!
ナビゲーター・坂本真綾さんの素晴らしい音声ガイドと共に、じっくり4時間以上ショパンの世界を愉しみました。
平日のお昼にも関わらず、会場はたくさんの人!
ショパンの「24の前奏曲」を視覚化した木版画では、当然曲をご存知のショパン通らしき方もたくさんいらっしゃって、「この絵のイメージは、曲と少し違うね」などとお話しされてました。 俺も勉強してくればよかった… ショパンは今もなお、大人から子どもまで幅広い世代の方々に愛されてるんだな〜、と驚きました。 あと、余談になりますが ショパンの婚約者だったマリア、 絵がめちゃくちゃ上手い… Wikipediaの画像にもなっている、有名なショパンの肖像の水彩画、今回は展示がなかったですが、同じ絵を左右反転したマリア作のリトグラフを見ることができました。 作成された当時、マリアは16〜17歳でしょうか。マリアはピアノも上手だったそうなので、同郷で芸術の才に優れた魅力的なマリアに、ショパンが恋に落ちたのも納得です!
↑お土産売り場にあった「ショパンのパン」、クスっとするネーミングですが、非常食にもなる優れものです☺️
- 作者:神戸新聞社,国立フリデリク・ショパン研究所付属フリデ
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2019/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
これからじっくり読み込みたいと思います。