小鳥をめぐる冒険
今日は朝から寒気がひどかったので
一瞬そのまま永遠の眠りに就こうかとも考えたが<アカン
ちゃんと街へ出掛けました。
しかしその後ますますひどくなる悪寒のせいで、
横になって寝る事も考えたが
昼休みは、気分転換に思い切って外に出る事に。
(このまま縮んでいても仕方あるまい。)
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チャッツワースに着くと、らりほう先輩に遭遇。
体調不良で愛想が悪いのを申し訳なく思いつつも
わにを丸焼きで食べる計画など、楽しい話を聞かせて頂く。
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奥の席には、隣りの事務所の女性が我々と同じように昼食を摂っていた。
以前から時々見掛けてはいたが、お互い声をかけた事はなかった。
そんな彼女が、昨年のクリスマスコンサートに来てくれたのは
私にとってまさにサプライズな出来事。
音楽の繋がりが出来たので、
今日は、先日のライブのお礼と言う口実で声をかけてみる。
『先日はありがとうございました。読書中に、お邪魔してすみません。』
その時、ふとした予感が。
『あの、何を読んでらっしゃるんですか?』
もしかしたら。
彼女が見せてくれたのは、私が今一番愛読している作家、村上春樹氏の本だった。
聞けば、学生の頃から村上氏の小説を愛読されていると言う。
『私はまだ最近読み始めたばかりで。
今は、ねじまき鳥に夢中なんです!何かお薦めはありますか?』
と尋ねると、
『羊をめぐる冒険』
と答えてくれた。
そして、
『最近好きになったのなら、
まだまだこれからたくさん読む楽しみがありますね』
と、にっこり微笑む彼女。
繋がる。
会いたい人とはこうやって確かな何かで繋がってゆくのだ。
そんな素敵な出来事と、3月16日に決まったチャッツワースライブでの話に、
悪寒は予感へと変貌を遂げた。
世の中で1番わくわくするのは『出会う』と言う予感である。
思えば私は、彼女とずっと前から話をしたかったのだ。