コトリ木のアリガタ記

シンガーソングライター「コトリ木」の活動記録

雲州堂ライブ!

昨日は雲州堂で井波陽子ライブでした。終演後、共演のはるまつあるふゆのお二人、井波陽子、コトリ木で。(お写真、お借りしました!)
はるまつあるふゆさんの音楽は、まるで物語の世界に引き込まれてしまうよう。
たくさんの工夫がいたるところに凝らしてあって、素敵でした。

6/14 雲州堂 井波陽子セットリスト
1.はつなつの
2.旅上
3.夜更けのミシン
4.よろこびのうた
5.月夜の浜辺
6.ノルマンディー
7.夜明け
8.手紙


photo byはなまささん

昨日発見したのは、「月夜の浜辺」と「手紙」は、頭や身体の状態は関係なく、もはや魂でコーラスしているな、ということ。
このような至福の楽曲に巡り合えて、コーラスの役目をいただけて、大変幸せだなぁ、と思いました。

お会いできた皆様、ありがとうございます。

ライブを終えて商店街を抜けた帰り道、地下鉄の切符売り場で突然、滑るようにスーッと近づいて来たご婦人が何かを手渡して来ました。
てっきり自分が落し物でもしたのかと思ったのですが、「今日は使いきれんかった…」と言って「1日乗車券」を手渡してくれました。
それはまるで「俺はもう戦えない。あとはおまえに任せた…」と言わんばかりの苦々しい表情でした。
(なぜか戦国武将の表情と重なりました…戦国武将に会ったことはないけど)

1駅しか乗らない私が、果たして後を任されて良いのかな…と思いましたが
ご婦人の意思を受け継いで、電車に飛び乗りました。
あの手際の良い手渡し方、彼女はきっと託す相手が来るのをずっと待っていたのだ。

陽子が雲州堂に誘き寄せてくれたおかげで、素敵な生の音楽に触れ、素敵な出来事にも巡り会えました。

新月の夜でしたが、今から満ちてゆく明るい月を予感できるような時間でした。