コトリ木のアリガタ記

シンガーソングライター「コトリ木」の活動記録

鏡のうた




そうか。まっすぐに、酒井くんは歌うのだな。


13日のモンスターゲートで聴いたライブ。

冬の夕暮れ時が浮かぶ「バースデイソング」で彼は

『本当に恐れていることは あなたの視線なんかじゃなく

自分自身を怠ける事

その一歩を恐れちゃ駄目だ。 』


と歌いはじめる。

続いて軽快なテンポで言い訳まじりの「雨男」を

小気味よく歌う。


『言葉で飾るなんて 馬鹿は止そうよ

そう 今はただ君に歌を』


そして、優しい月の光がこぼれて来そうな「鏡の歌」で


「大事な友は 言うなれば 自分を映す鏡だよ」


と、まっすぐ、酒井くんは歌う。


私と言えば、鏡と向き合うのが怖くてこんな夜中に

今、しなくていいことばかりしている。



考えるのを、やめちゃだめだ。

拒絶をおそれちゃいけない。



続いて、どこまでも続く

山道を登ってゆくような雰囲気の「約束の場所で」

『日々に背を向けて 一目散に走り出す

思うことはたやすいから 恐れた現実』


まさに、今の心境だ!


アップテンポなナンバー「名誉挽回」では

『よくよく考えてみれば、わりと自分に原因があるから』

と一気にまくしたてる。


ささやくように語りかけるバラード「太陽のおふろ」では

『間違いとは気づけなくて、繰り返す日々にため息』

の後の歌詞を間違えて

「間違えた!1回死んだらええねんこういう奴は!」

と自分に対して厳しいツッコミ(笑)



どの曲も「そうなんだよなあ。」って共感出来る、伝わってくるまっすぐな歌達。


じっと耳を傾けて聴いていたら涙がこぼれてしまうそうで危険だ。


さて、私も まだ乗り越えられないハードルを、明日乗り越えてみよう。


が、がんばらずにがんばります。素直に、深呼吸!