声。
僕は今
君の声で
満たされている。
それは少し不思議で
とても幸福な出来事だった。
夢のような時間は過ぎて
やがて君の声は
届かなくなるのだけど。
想いはずっと、
遠くなればなるほど
静けさが増せば
増すほど
深く
僕に寄り添い、
僕の許にあるのだ。
うむ。
離れている方が
あなたを近く感じられる、
と言うお話。